Youtubeなどのライブ配信サービスを使って自宅でDJ配信(ストリーミング)やってみたいけどよくわからないですよね。
何を用意すればいいの?必要な機材は?接続方法はどうする?とたくさん悩み、なんとか自宅でDJ配信できるようになりました。
そこでこの記事では
- DJ配信に必要な機材が知りたい
- 機材の接続方法がわからない
- 必要なケーブルを知りたい
こんな悩みを解決します。
DJ配信はスタートまでのハードルが高いのが悩みの種です。
DJ初心者で、そもそも機材もないし、何買えばいいかわかんないよ!という悩みも大丈夫。記事を読めば必要な機材がわかって、さらにセッティングできるようになりますよ。
自宅でDJ配信するときの接続図|登場人物を知ろう!(全体像イメージ)
自宅でDJ配信するために必要な機材やケーブルを絵にしてまとめてみました。
※PCDJを前提としています
DJ配信に必要な機材一覧
箇条書きにするとこのようになります。
DJ配信で必要なもの
・DJコントローラー
・必要であればパソコン
・ヘッドフォン
・オーディオインターフェイス
・各種ケーブル
・スピーカー(なくてもよい)
・外付けカメラ(なくてもよい)
実際に、僕が使っている製品はこちらです。
登場人物 | 使っている機材 |
---|---|
DJコントローラー | Pioneer DDJ SX-2 |
パソコン | Macbook Pro 13inch 2017model |
オーディオI/F | Steinberg UR22MkⅡ |
モニタースピーカー | MACKIE モニタースピーカー |
カメラ | PC内臓カメラ(ときどきLogicool C930e) |
実際の配信風景をYoutubeでライブ配信しつつ、録画してみました。完成イメージを掴んでみましょう。
ふだんDJするときと何が違うの?
DJ配信するには、ふだんDJするときに使わない機材が2つあります。
- オーディオインターフェイス(I/F)
- カメラ
オーディオインターフェイス
オーディオI/FはPCに音声を入力する機械です。CDJから出力される音をPCに届け、そこからYoutubeでライブ配信できるようになります。
カメラ
また、音声だけでなく映像も配信するなカメラが必要になります。PCの内蔵カメラで十分です。
それでは、必要な機材を順番に解説します。
DJ配信に必要なハードウェア(機械・ケーブル系)
DJコントローラー(CDJ・PCDJ)
言うまでもなくコントローラーは必須。僕はPioneerのDDJ-SX2を使っており、4ch使えるので汎用的にプレイできます。
自宅で手軽にDJするなら、iPad&Djayの組み合わせもいいですね。
DJソフトはお持ちのものを
- Serato dj
- Serato dj Intro (無料)
- TRAKTOR
- djay
- recordbox dj
DJソフトはDJコントローラーに付属していることが多いので、新しく買う人は少ないと思います。Pioneer DDJ-SX2にはSerato DJが付属しています。
安くてコスパのいいコントローラーや、タブレットDJで使える機材を知りたければ、下の記事を読んでみてくださいね。
関連「スマホでも使える!安くてコスパのいいオススメDJコントローラーまとめ」
パソコン(DJ用途ならMacがおすすめ)
手持ちのDJコントローラーがPCDJならパソコンは必須。
DJにはMac使いが多いのはWindowsに比べて安定しているからです。見た目がカッコいいのも理由の一つですが。
たまにある実例としてプレイ中にDJソフト(例えばSeratoやTraktor)がフリーズ・ハングアップしてしまい、音楽も止まっることがあります。しかし、MacはOSがフリーズしても音楽だけは流れ続けるケースがあり、これが安定性の理由のひとつ。
また、波形の描画がとてもなめらかでプレイしやすいのも高評価です。
新型Macbook Pro(USBタイプC)は変換ハブが必要
新型Macbook ProのようにUSBタイプCしかないパソコンは注意が必要。
USBポートが足りなくなるので、USB変換ハブを準備してUSBポートの数を増やしておきましょう。最近のお気に入りはANKER製のUSB-Cハブで、充電供給量を下げることなくハブを使えるすぐれものです。
オーディオインターフェイス(PCに音声入力する)
DJ配信特有の機材として「オーディオインターフェイス」があります。
オーディオインターフェースはコントローラーから出力される音をPCに送り届ける役割があります。
こうすることで、モニタスピーカーから出る音と配信する音が一緒になるのです。
オーディオI/Fとも書きます
僕は高機能で安定性バツグン!で有名なスタインバーグのUR22 MkⅡを使っています。DTMerの間でも高評価ですね。
モニタースピーカー(ライブ配信してる音を聴く)
次にモニタスピーカー(モニスピ)で、すでにお持ちの方は読み飛ばしてください。
リスナーが実際に聴いている音を聴くために使います。
モニタースピーカーは単に音が流ればいいので、ANKERのSOUNDCOREのような小さなモバイルスピーカーでもOK。モバイルスピーカーを使う場合はAUX端子で音声入力します。
僕は低価格なのに高音質で話題な「マッキーのモニタースピーカー」を使ってます。
カメラ(映像もライブ配信する)
音声だけでなく映像も配信するならカメラは必須。
パソコンに内蔵しているカメラでも問題ないですが、画角や視点にこだわるなら外付けのWebカメラがあると便利です。
一眼レフやGo ProなどをWebカメラとして使う方法もあるので、気になる方は関連記事もお読みになってください。
一眼レフをパソコンのWebカメラとして映像入力する方法【キャプチャーボードを使います】
DJ配信で最も複雑で悩むのがケーブル系
ケーブル系はとても複雑で分かりにくいのが悩み。
コントローラー、オーディオインターフェース、スピーカー、それぞれ機械ごとに使うケーブルが変わるので注意が必要です。
DJ配信のケーブルでよくあるトラブル
よくあるトラブル「買うべきケーブルを間違えた!」というもの。
僕の一例を紹介します。
DJコントローラーの端子と使えるケーブルがわからない
画像は僕が愛用しているDDJ-SX2の出力端子で、出力だけで3種類もあります!画像の左から順に
・MASTER OUT1
・MASTER OUT2
・BOOTH OUT
それぞれ対応している端子をまとめると・・・
・MASTER OUT1 → XLR(キャノン端子)
・MASTER OUT2 → RCA(AUX端子)
・BOOTH OUT → TRS(フォーン端子)
また、コントローラーによってはRCAしか挿せないこともあるので、自分のコントローラーが対応しているケーブルはしっかりと確認しておきましょう。
オーディオインターフェイスの端子と使えるケーブルがわからない
オーディオインターフェイスはINPUTとOUTPUTで使える端子が違うことがあります。
紹介したオーディオインターフェイス「Steinberg UR22mkⅡ」は以下のとおりです。
インプットは、XLR、RCAに対応
アウトプットは、RCAのみ対応
端子の種類と機械ごとのつなぎ方
さて、次に3つの端子の種類とつなぎ方を解説します。
- XLR(キャノン)
- RCA
- フォーン
XLR-XLR(キャノン)ケーブル
僕はDJコントローラーとオーディオインターフェースをつなぐためにXLRを使っています。
XLRはキャノン端子と呼び、RCAやTRSと比較して高音質なのが特長です。
XLRケーブルはDJコントローラーのMASTER OUT1に接続して、
オーディオインターフェイス(Steinberg UR22 MKⅡ)のINPUTに接続しています。
僕は色付きのケーブルが欲しかった(Lは青、Rは赤と識別させたかった)ので、サウンドハウスで購入しました。
RCA-TRSケーブル
僕はオーディオインターフェースとモニタースピーカーを接続するのに使っています。
TRS端子をSteinberg UR22 MKⅡに接続、RCA端子をMACKIE CR3に接続します。
ちなみに、MACKIE CR3のスピーカーはRCAもTRSもどっちも接続できますよ。
RCA-TRSケーブルのRCA端子を拡大した図
RCAケーブル(赤白ケーブル)
モニタースピーカーで音を出すときに使うケーブル
意外と使う場面が多いので買っておいて損はありません。
XLR-RCAケーブル
DJコントローラーとオーディオインターフェースを接続するケーブルです。
たまにつかうな〜という程度なので、なくて問題ありません。
DJ配信であるとうれしいもの
選曲やリスニングするために「ヘッドフォン」
ヘッドフォンはコントローラーに接続して、次に流す曲を決めたりテンポ合わせで使ういつものやつ。僕はBeats のミキサーとV-modaを使っています。
Beatsミキサー※廃盤はグリル(耳に当てて音が出るところ)を動かせるので、外の音を聴きながらプレイするときに便利!
V-modaは今はなきAviciiが愛用していたヘッドフォンで、ヘッドバンド(頭に乗っかる部分)も材質がよく、柔らかいから長時間プレイでも痛くならないのも魅力です。音質も最高!
DJオススメしたいヘッドフォンは以下の記事を読んでみてくださいね。
関連「【現役DJが選ぶ】もう迷わない!有名DJも使うオススメDJヘッドホン4選」
プレイ環境をつくるために「DJテーブル」
DJコンロトーラーを置くスペースがないなら、DJテーブルを使うのがオススメです。
もちろん、DIYするのもいいですね!
キーボードスタンドは高さを調整できて、畳んで片付けられるので実用的です。
DIYするときの天板は120cm×60cmくらいあれば十分です。
DJテーブルを持ち歩きたい!野外でもつかえるやつがほしい!ってアクティブなあなたにはSEELETONの折りたたみ式DJテーブルがオススメです。
配信方法
DJ配信をツイキャスで放映したときの記録です。16分程度流してみました。
Mac本体の音声入力はSteinbergのみ許可、ツイキャス上の音声入力もSteinbergを選択。
(スクリーンショットを撮り忘れたので今後アップするよ)
この状態で、ツイキャスで「ライブ配信」を選択肢、DJコントローラー本体で音楽を再生すると配信できます。
配信方法はツイキャス、Periscope、Ustreamを使うのが有名で、ツイキャスは日本国内が中心、Periscopeだと世界に向けて配信できます。
まとめ
DJ配信をこれから始めるぜ!ってあなたの力になれたうれしいです。
生配信&ストリーミングはどうしても低音質になったり、音飛び(ネットワークが原因)が発生してしまうことも理解しておきましょう。
高音質でリスナーに届けたいと思ったら、SoundCloudやMixcloudの活用したいところ。詳しくは「SoundCloudとMixcloudの違いとは?使い方、利用シーンを徹底解説!」という記事で解説しているので、ご一読ください。録音したリミックスをアップロードして聴いてもらうスタイルが実現できます。
では!
こんにちはKittyさん。私もDJコントロラーで配信がしたく、お勧めのSteinberg オーディオインターフェース UR22mkIIを買い、Windows10のノートPCに説明通り繋げドライバーもダウンロードしました。DJコントローラーの音を流してみたのですが、サウンド→再生→Steinbergのインジケーターは反応しているのですが、サウンド→録音→Steinbergを既定のデバイスに設定していのに反応が無く配信できません。つたない説明ではありますが、思い当たるところがあれば教えていただけますでしょうかお願いいたします。