週末はBoiler Roomを観ながら過ごすことがあるDJのKitty(@tk_www)です。
Boiler Room(ボイラー・ルーム)というDJやアーティストがプレイするテクノイベントはご存知ですか?
テクノファンにはとても有名なイベントです。
Boiler Roomとはライブストリーミング・メディアで、世界的なDJクラブイベント。「Cercle(サークル)」も同じメディアとして有名ですね。
UMFやTomorrowlandほど大きなものではなく、クラブ(ハコ)やレコードルームで繰り広げられるDJのプレイを聴きながら、お酒を飲んだり、踊ったり・・というゆる〜いけどガチなイベントです。
週末、お酒片手に #BoilerRoom は至高。
ライブストリーミングメディアなだけあって、You Tubeで充分楽しめる。けど、現地に行きたい… pic.twitter.com/PGoW4qn0nA
— Kitty(キティ)@DJブロガー (@tk_www) May 18, 2018
この記事では、日本ではあまり知られていないBoiler Roomについてご紹介します。そして、Boiler RoomでプレイするオススメなDJ(アーティスト)も一緒にご紹介します。
ライブストリーミングメディア「Boiler Room(ボイラールーム)」とは?
2010年3月にイギリスのロンドンで生まれた音楽イベントです。
主な出演者はDJで、ジャンルは広義の意味でのテクノがほとんど。
開催都市は世界150を超え、4000回以上の公演があるビッグイベント
総計5000人以上のアーティスト、4000回以上の公演を実施するほどヘビーなイベント。
開催都市は世界150都市を超えます。
ロンドン、アムステルダム、ニューヨーク、ベルリン、サンパウロ、東京、シドニー、ロサンゼルス・・等の主要な都市では、毎月平均30〜35のセッションが開催。
ジェームスブレイクやトムヨークも出演
Dubで有名なJames Blakeや、エレクトロのSBTRKT(サブトラクト)は初期のボイラルームでプレイしてるし、Radioheadのトム・ヨークがDJするセッションも見られる。
Boiler Roomのはじまり
もともとBoielr Roomはロンドンのとある倉庫(廃墟になったボイラー室)でスタートしました。
倉庫内の壁にウェブカメラを設置して、ライブ映像(セッション)をオンラインストリーミングしたのが始まりです。
現在Boiler roomが開催される場所はクラブ(大小様々なハコ)、レコードショップ、フェスティバル会場、屋外施設など様々。
Boiler Roomのルーツ
Boiler Roomのルーツはクラブ文化で、たくさんの人が集まってエネルギッシュに盛り上がるところにあります。
動画を見ればわかりますが、アーティストを囲うように観客が音楽を楽しむという特殊なイベントスタイル。
Toeのライブを想像してもらうとわかりやすいかな(ちょっとマニアック?)。
主催者側がBoiler Roomというセッションを楽しんでほしい、というのが伝わります。
音楽ジャンルはテクノメインの電子音楽を中心にさまざま
メインジャンルは電子音楽系。
Techno(テクノ)やElectro(エレクトロ), House(ハウス), Minimal(ミニマル)を中心に、
Acid(アシッド), Downtempo(ダウンテンポ), Drum’n Bass(ドラムン・ベース), Jazz(ジャズ), Dub(ダブ), Hip-Hop(ヒップホップ), Rock(ロック), Soul(ソウル)などなど。
出演するアーティストの機材からも分かるように、電子音楽系が中心ですね。
- だいたいのアーティストはPioneerのターンテーブル
- 次に多いのはビニールのレコード(テクニクスとか)
- KiNKのようにコントローラー、ドラムマシーン、サンプラー、エフェクターなどたくさんの機材を扱うプレイヤーも
もちろん、日本人DJも出演
プレイするアーティストもさまざま。超有名なDJから、この人は誰だろ・・って人まで。
ちなみに、ボタンプッシャーと揶揄されるDJはプレイしていないイメージですね。オファーされないのかな・・?
日本では元電通で慶應義塾大学出身のKEN ISHIIがプレイしました。
KEN ISHIIはたまにフジロックに来ていますね。下のツイートは僕が2016年のフジロックで見たKEN ISHIIです。
アーティストの鳥肌立つプレイを近くで聴ける「Boiler Room」に行けるなんてマジで羨ましいし、行きたい・・・。
2016年のFUJI RockのKen Ishii。
こんな近くではなかなか見れないし、今後も観れるかわからない。ところで、装飾がガンダムっぽいよな(^^) pic.twitter.com/ibwkC1GvPS
— Kitty(キティ)@DJブロガー (@tk_www) 2018年3月29日
Boiler roomの出演者はアーティストが多い
Boiler Roomでプレイする人たちは、DJというよりもアーティストという感じです。十人十色、プレイヤーごとに色・個性があります。
だから、このブログでも敢えて”DJ”とはあまり呼称せずに、アーティスト、プレイヤーと呼んでます。尊敬の意を込めてます。
KEN ISHII(ケン・イシイ)@ベルリン
ベルリンで開催されたBoiler Roomのセッションを貼ります。
Boiler Roomの参加は招待制
「行きたい・・」なら行けばいいやん!って感じですが、簡単には行けないんです。
Boiler Roomには気軽に参加できない。招待制なので先方からの招待がないと参加できないのだ・・。
全力で参加したい・・いけるならベルリンのBoiler Roomがいいなあ、と妄想。
▼公式アプリもあります
Boiler Roomでプレイする大好きなアーティストたち
Boiler Roomの概要がわかったところで、実際のライブ映像を見てみましょう。
え!アーティストの隣や後ろにオーディエンスが居るじゃん!!って驚かれると思います。
これがBoiler Roomのいいところなんですよね😃
Stephan Bodzin(ステファン・ボッツィン)@ベルリン
いつ見ても思うけど、このミニマルテクノのハゲおじさん(ゴロがいい)スゲーわぁΣ(゚д゚|||)
来日したら絶対拝みに行きますm(_ _)m#StephanBodzin (Live) @ Ultra 2018: Resistance Arcadia Spider – Day 2 (B… https://t.co/fdHiJ2WZlq— Kitty(キティ)@DJブロガー (@tk_www) 2018年4月1日
僕がミニマル・テクノで一番敬愛して尊敬してやまないアーティスト、ドイツ・ブレーメン出身のStephan Bodzin(ステファン・ボッツィン)。
なかなかの変態プレイヤーで、メインで使ってるコントローラーは自作の物(たしか、名前は「lemur」だったかなは、スイッチ・ボタンが有りすぎて、本当に何をしているのかわからない。
lemurは4大テクノの一角、Daft Punkが使っていることでも有名ですな。
Disclosure(ディスクロージャー)@上海
かなり個人的な思いが入っててすみません。大好きなんですDisclosure(ディスクロージャー)。
こちらは上海でプレイされたセッションの動画です。
DisclosureはFuji Rockにも来るぐらい有名なアーティストですね。先程のStephanもウルトラでプレイするくらいの大物ですが。。。
大物アーティストを至近距離で見れて聴けて・・・これもBoiler Roomのいいところですね。
Rebekah(レベッカ)@グロスゴー
女性DJだからってマジで侮るなよ?レベッカのプレイで、スコットランドのグラスゴーで開かれたセッション。
中毒性のあるプレイと、ドラムマシーン、ミキサー、サンプラーを使いこなすそのプレイはタダもんじゃないことがわかる。
ボタンプッシャーみたいなDJはクソ食らえ!ってのが分かる。
KiNKほど変態プレイじゃないけど、マジかっけー。
SOL ORTEGA(ソル・オルテガ)@ブエノス・アイレス
スーパー美人なSOL ORTEGA(ソル・オルテガ)、アルゼンチンの首都ブエノス・アイレスでのプレイ。
手にたくさん墨入ってるのが気にならないくらい、プレイに目が行ってしまう。ちなみに、彼女は日本が好きなようで、詳しくはインスタグラムをフォローすると分かりますw
Tale of Us(テイル・オブ・アス)@ベルリン
ベルリンで開催された、Tale of Us(テイル・オブ・アス)のセッション。
とにかくオーディエンスがたくさんいて笑ってしまう・・プレイエリアがむちゃくちゃ狭そう。心地よいミニマル・テクノで、踊りたくなるサウンド。
まとめ
こんなかんじで、Boiler Roomのライブ映像はYoutubeにたくさんアップされているので、たくさん観てお気に入りのアーティストを見つけてみましょう!
渋谷や六本木にあるギラギラなクラブじゃなくって、Boiler Room(ボイラールーム)のようなイベントが日本でも増えればいいなと思います。
街なかのクラブはナンパ目的みたいなのが多くって、不健全なイメージがありますからね。
ボイラールームのようなイベントを開催できるくらい同士があつまればいいなあ・・なんて妄想をしながら、引き続きボイラールームの夜を楽しみます。
では!
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