テンションをブチ上げたいときに聴きたいのがダブステップ。しかし、日本ではマイナーな音楽ジャンルで情報が少ないです。
EDMと比べて華やかなではなく、クラブシーンではアウトローなイメージが強いせいか浸透していません。なので、おすすめアーティストを探しても出てこないのが実情・・
ということで、この記事では現役DJの僕がダブステップについてこんなことを解説します。
こんなお悩みが解決します
- おすすめダブステップを知りたい
- とにかくテンションがあがって中毒性のある曲を聴きたい!
- ブロステップやトラップも気なる
- 話題のアーティストを探している
記事を読めば11人のアーティストの虜(とりこ)になるり、テンアゲ間違いなしです。
[st-kaiwa1]ブロステップを愛してやまないキティ(@tk_www)がお送りします[/st-kaiwa1]
ダブステップとは「ダブ」と「2ステップ」から生まれたジャンル
そもそもダブステップってなんだっけ・・・?
意外と知らない人が多いのでまとめてみました。
ダブステップとは電子音楽の一つで、「ダブ」と「2ステップ」の曲調を踏んでいる音楽です。強烈なエフェクトと定まらないキックとベースが特徴です。
- ダブとは、レゲエから派生した音楽ジャンルで、リズムを強調しさらにリバーブなどのエフェクトを強くかけた曲
- 2ステップとは、1小節に2回ノリがある曲でドラムのキックやベースの位置が決まっていないジャンルの曲
ダブステップはいまやEDM(Electronic Dance Music)の一種として認識されています。
ちなみに、似たジャンルにはドラムンベース、ガレージ、グライムがありますね。
ダブステップのテンポと生まれは?
BPM(テンポ)は138~142が一般的で、このBPMは4拍子(ビート)に適していないと言われます。
ダブステップは1990年代後半から2000年初頭にかけてロンドンで、当時はやっていた「2ステップガレージ」のダブリミックスから生まれました。
ダブステップの17個のサブジャンル
音楽のジャンルは言ったもん勝ちなので、明確に定義されているわけではないですが。
参考までに、海外ではダブステップは17つのサブジャンルがあると言われています。
- クラシックダブステップ(Classic Dubstep)
- フィルスステップ(Filthstep)
- ワブルステップ(Wobblestep)
- グリッチステップ(Glitchstep)
- ブロステップ(Brostep)
- ハーフステップ(Halfstep)
- チルステップ(Chilllstep)
- ポスト・ダブステップ(Post Dubstep)
- ゴアステップ(Gorestep)
- ニューロステップ(Neurostep)
- ロボステップ(Robostep)
- ハードステップ(Hardstep)
- テックステップ(Techstep)
- デスステップ(Deathstep)
- ドラムステップ(Drumstep)
- サブステップ(Substep)
- ガンジャステップ(Ganjastep)
ダブステップ・ブロステップとは?聴くなら外せないアーティスト11選
ダブステップ・ブロステップでおすすめしたいアーティストを11組ピックアップしてご紹介します。
ヒップハウス、フューチャーテクノ、トラップが好きな人も楽しめますよ!
- Skrillex(スクリレックス)
- Knife Party(ナイフ・パーティー)
- Kill the Noise(キル・ザ・ノイズ)
- Kayzo(ケイゾー)
- Yultron(ユルトロン)
- MUST DIE!(マスト・ダイ)
- Getter(ゲッター)
- Sikdope(シックドープ)
- Zomboy(ゾンボーイ)
- Yogi(ヨギー)
- Malaa(マラー)
ダブステップを流行させたアーティストといえばーSkrillex(スクリレックス)
ダブステップを世界で流行らせた張本人「Skrillex(スクリレックス)」
「KINGDOM HEARTS III」のオープニングテーマでは宇多田ヒカルとコラボした新曲「Face My Fears」を手掛ける。
Skrillex and Diplo – “Where Are Ü Now” with Justin Bieber
Justin Bieber(ジャスティン・ビーバー)とフィーチャリングし、Youtubeでは10億回も再生されるほどの代表曲。
いつものSkrillexのような激しさはない(ブロステップっぽくはない)ものの、ノリやすいサウンドで心地よい。
Skrillex – Bangarang feat. Sirah
2012年にリリースしたSkrillex(スクリレックス)の代表曲。
スクリレックスといえば「Bangarangでしょ!」っていう人も多いハズ。頭がカチ割れるくらいにヘドバンしたくなる!
元は6人組のエレクトリックバンドでもはや大御所ーKnife Party(ナイフ・パーティー)
出典:MNN
Knife Party – Internet Friends
PVと歌詞が面白いので聴いてても楽しい。
PVは引きこもり男性がきれいな女性とインターネットで出会うところから始まる・・・曲名は「Internet Friends」
「アンタはフェイスブックで私をブロックした、だからアンタはこれから死ぬのよ」
イイ感じにネジが外れてるぜーKill The Noise(キル・ザ・ノイズ)
出典:クラべリア
Skrillexにも認められた逸材、Kill the Noise(キル・ザ・ノイズ)、名前からしてかなりイカツイ。
2003年から活動しているアメリカ出身のDJで、ニューヨークのロチェスターで音楽活動している。
Kill the Noise – Kill It 4 The Kids
曲もさることながらPVもなかなか面白い。
これぞブロステップ!!という曲調でハマること間違いなし。
Getter – Rip N Dip (Kill The Noise Remix)
コレもネジ外れすぎてるから聴いてみて!後ほど紹介するGetterの曲をRemixしたもの。
トラップやハードスタイルが好きなら「Kayzo(ケイゾー)」
1991年生まれの若手DJ!Kayzo(ケイゾー)
アメリカ出身のDJで、ロサンジェルスやカリフォルニアを拠点に2012年から音楽活動。ダブステップというよりは、トラップやハードスタイルが得意なDJである!
ケイゾ―は「ELECTRIC FAMILY」というDJのチャリティ活動で作られたブレスレットにもなるくらい実は有名ダゾ!
Wake up
ケイゾーの代表曲といえばコレ「Wake up(ウェイクアップ)」
RIOT(ライオット)とコラボした曲!
Whistle Wars
「Whistle Wars(ホイッスル・ウォーズ)」もムチャクチャいい曲!
日本の街並みがPVになってて親近感がわく。
サウンドはゆるくもトロンともしていない!「Yultron(ユルトロン)」
アメリカのロサンゼルスを拠点に活動するDJでラッパーのYultron(ユルトロン)。
2016年くらいからフツフツと有名になってきている。
Yultron – Stronger (Official Audio)
最強にテンションが上がるサウンド「MUST DIE!(マスト・ダイ)」
アメリカのヒューストン生まれ「MUST DIE!(マスト・ダイ)」、名前が強烈ですね(死ぬしかない!って意味だよね)。
2012年から活動していて、ダブステップ・ブロステップに精通していて、リミックスが得意。
テンアゲ最高潮なサウンドなので一聴の価値あり!
MUST DIE! – Hellcat
「あ!この曲聴いたことある!!」って人が多いかも。
MUST DIE!の曲はMarshmello(マシュメロ)などの有名DJがよく流していますね。
MUST DIE! – Gem Shards
多用なジャンルのイイとこを凝縮したオリジナリティあふれるサウンド「Getter(ゲッター)」
1993年生まれ、アメリカ・サンノゼの若手DJ兼ラッパーで、ウルトラジャパン2017にも出演していました。
2017年のツイートでEDMシーンからの引退宣言をしていて、一方ではラッパーとしても活動中。
いろんなジャンルのイイとこどりしたオリジナリティあふれるサウンドを聴いたら虜になるはず。
Getter – Head Splitter
頭が狂う・・かっこよすぎる!!とにかく聴いてみてください!
Getter & Ghastly – 666!
Getter & Adair – Blood (feat. Georgia Ku)
女性ボーカルサウンドとイイ感じにマッチしたブロステップサウンド。
Sikdope(シックドープ)
ポーランド出身、SkrillexやBlasterjaxx、カルヴィン・ハリスのような有名DJから猛烈プッシュされている。
音楽学校での経験も長く、もともとはバンドマンだった。
(元バンドマンのDJって多い・・)
Sikdopeは渋谷のVISIONでプレイしたことがありますよ!
Sikdope – Snakes
Tiesto(ティエスト)などの有名DJが流したことで一躍有名になった「Snakes(スネークス)」
Sikdope – I’m Back
Skrillexのサウンドが好きなら外せない!「Zomboy(ゾンボーイ)」
1989年生まれ、イギリスのペンザンス出身のZomboy(ゾンボーイ)。
トラップやダブステップが得意なDJで、そのサウンドはSkrillexにかなり似ている。
ZomboyがSkrillexをリスペクトして真似ている・・・というわけではないが、流行りを取り入れた結果このようなサウンドになったのだろう!(ちなみに、Skrillexとは何度も共演している)
Zomboy – Like A Bitch
ちなみに、Zomboyの名前の由来はゾンビゲーム「Left 4 dead」からヒントを得ているみたい。
Zomboy – Rebel Bass
Yogi(ヨギー)
まだまだ情報が薄いDJなのがYogi(ヨギ―)
Webで調べても彼の情報がなかなか見つからなく、情報が乏しい。すみません。
Yogi & Skrillex – Burial (feat. Pusha T, Moody Good, TrollPhace) [Official Video]
Yogiが2014年にリリースした「Burial」にSkrillexがリミックスで参加したのがこの一曲。
インダストリアル(ノイズ寄り)好きにはハマる一曲だと思う。
HipHopとDeep Houseが好きなら「Malaa(マラー)」
泥棒や窃盗犯が身につけるようなマスクでプレイするのがMalaa(マラー)のDJスタイル。
ちなみに、正体不明。
MalaaはHip HopとHouseを混ぜたHip House(ヒップハウス)というジャンルが得意なイメージ。
Future House(フューチャーハウス)の要素も強く、MalaaのサウンドはGhetto House(ゲットーハウス)ともいわれるみたい。
Malaa – Notorious
Tchami & Malaa – Kurupt
Tchami(チャミ)とのコラボ曲「Kurupt(クラプト)」。
まとめ
ダブステップ・ブロステップを聴くなら絶対に外せないアーティストを11組を紹介しました。
このジャンル以外にも「ビッグルームハウス」や「ミニマルテクノ」の隠れた名曲・名盤を紹介しているので、よかったら読んでみてくださいね!
【関連記事】>>「日本人が知らないマイナーなビッグルームハウス10選」
【関連記事】>>「【現役DJが選ぶ】フェスを100倍楽しめる必聴EDMトラック12曲」
コメント