「現役DJが選ぶテクノの隠れた名盤7曲|日本人が知らないツウな音楽」という記事では、超絶マイナーすぎて誰も知らないであろう楽曲を紹介しました。
今回は僕が最も好きなジャンル「ミニマル・テクノ」についてご紹介します。
この記事を読むとこんな事がわかります。
- ミニマルテクノってなに?
- ミニマルテクノの楽しみ方が知りたい
- ミニマルテクノを初めて聞くからオススメの曲とアーティストを知りたい
電子音楽が大好きなでDJしてるキティ(@tk_www)がお送りします
ミニマルテクノとは?ミニマルテクノを楽しむための3つのポイント
ミニマルテクノとは、シンプルで音数が少ないメロディーと四つ打ちのリズムをベースに構成されるテクノ音楽です。
ミニマル・ミュージックの仲間で、パターン化されたフレーズをひたすら繰り返します。
乱れのない四つ打ちなので、心地よい横揺れ系ダンスミュージックの一面もあります。
ミニマルテクノは作業用BGMとしてもオススメ
ミニマルとは「最小限の」という意味で、複雑にシンセ同士が絡み合うような余計な音がないんです。
メロディーがシンプルということですね。
さらに、一定のフレーズを繰り返しますし歌詞もないので、頭を空っぽにして聴けます。
こんなことからシンプルにストレスなく聴けるので作業用BGMとしてもオススメです。
ミニマルの中に「変化」を作るのがDJの見せどころ
余計な音がない上に同じフレーズをひたすら繰り返すので、人によっては退屈に感じることもあります。
しかし、繰り返されるフレーズの中にも「変化」があります。
極限までシンプル化された曲中で❝いかにして変化を出すか❞がDJの腕の見せどころです。
ミニマルテクノのアーティストは見ていて楽しい
ボタンプッシャーのようなEDM DJとは違い、ミニマルテクノのアーティストは実際に演奏するパフォーマンスが多いです。
ですから、曲はちょっと退屈に感じるかも知れませんが、見ていて楽しいです。
後ほど紹介しますが、Stephan BodzinやKiNKが楽しいです。
【絶対に聴いてほしい】ミニマルテクノのおすすめアーティスト9選
Stephan Bodzin(ステファン・ボッツィン)
ドイツ出身、ミニマルテクノの神ことStephan Bodzin(ステファン・ボッツィン)です。
※ミニマルテクノの神と呼んでいるのは僕だけです。
Stephan Bodzinなら「Powers of Ten」というアルバムに収録されている「Zulu(ズールー)」という曲を聴いてほしいです(動画は16:50くらいから)。
吸い込まれそうになるシンセサイザーとディレイが心地よく、ノリやすい低音がとっても魅力的・・とにかく聴いてみてほしい。
一番かっこいいのは1:06:00あたり。
1:11:00あたりのPowers of Ten 1曲目の「Singularity」もオススメ。
ちなみに、上の動画はライブストリーミングメディア「Cercle(サークル)」がアップロードしているものです。
Cercleは毎度とんでもないところでイベントを開いているので驚きます。
動画では、スイスのピッツグロリア(Piz Gloria)という山の山頂(標高2,970m)でパフォーマンスしているものです。
↓詳細をサクッとまとめているので、よろしければ以下を参考に。
【関連記事】>>【世界遺産でDJ】「Cercle(サークル)」ツウなら知ってるテクノイベント
Boris Brejcha(ボリス・ベッカー)
ドイツ出身、Boris Brejcha(ボリス・ベッカー)のTomorrowland Belgium 2018でのプレイ映像です。
普段は仮面舞踏会で身につけるような「仮面」をつけてプレイしています。
上の動画では仮面を外した素顔を観ることができますよ〜。
ボリスのトラックは心地よい低音が特徴的です。
BPM(テンポ)がそこそこはやいので、踊れるミニマルテクノですね。作業用BGMとしてもうってつけです。
Richie Hawtin(リッキー・ホウティン)
イギリス出身、日本酒好きでも有名なRichie Hawtin(リッチー・ホウティン)。
たびたび福井県に訪れては酒蔵にこもって日本酒づくりに精を出しているそうです。
TommorolandでプレイするようなスーパーDJが日本の酒蔵にこもってるなんて・・・勝手に親近感が湧いてしまいますね。
ちなみに・・リッチーは「ENTER.SAKE」という日本酒の独自ブランドを展開しています。
リッチーの紹介が日本酒ばかりになってしまった・・・。
DUBFIRE(ダブ・ファイア)
イラン出身、グラミー賞を受賞したこともあるDUBFIRE(ダブファイア/ダブファイヤー)です。
アーティスト名は強そう、見た目はゴリマッチョで強そう…というイメージですが、ミニマル、ディープハウス系のDJです。
深夜の野外ステージでお酒片手に横揺れで踊りたくなる曲が多いです。
人によっては退屈と感じるかもしれませんが(まあ、そもそもミニマルテクノそのものが退屈なんだけど)、
僕はダブファイアの緩急のついたプレイが大好きです。
オーディエンスをじわじわとリズムに乗せていくのがイイですね。
Solomun(ソロモン)
ボスニア出身、ドイツ育ちのSolomun(ソロモン)、世界各地のイベントでプレイしているので知ってる人も多いかも?!
EDC、Tommolowland、EDMの楽園イビザでもプレイしているくらい有名なDJです。
紹介している動画はCercle主催で、フランスにあるThéâtre Antique d’Orange(オランジェのローマ劇場その周辺及び「凱旋門」)でパフォーマンスしているもの。
Hidden Empire(ヒドゥン・エンパイア)
ドイツ出身の二人組、Hidden Empire(ヒドゥン・エンパイア)です。
日本語情報が圧倒的に乏しく、Googleで調べても情報がないので、日本で紹介するのは僕がはじめてでしょう。
ダークなサウンドが特徴的でカッコいい、プログレッシブ感あるミニマルテクノです。
2018年リリースアルバム「Mind Palace」は必聴。
KiNK(キンク)
KiNK(キンク)のBoiler Room@モスクワのライブセット動画です。
【関連記事】≫トム・ヨークも出演|Boiler Room(ボイラールーム)ってテクノイベント知ってる?
キンクはとにかく忙し楽しい!パフォーマンスが魅力的です。
演奏中マジで楽しそうで(なにやってんのかわからんけど)見て聴いて楽しくなりますね。
即興・実験音楽っぽい一面があるので、Youtubeでの視聴をオススメします。
Roland AIRA TR-8がキレイに光ってて目立ちますね!
Rojan(ロジャン)
Rojan, Rihos(ロジャン、リホス)というダブルネームの曲を紹介です。
Rihos(リホス)よりもRojan(ロジャン)がオススメです・・・おそらくリホスもロジャンも日本で初めての紹介だと思います。
Youtubeの動画は「Elicenser (Original Mix)」というシングルトラック
ロジャンもステファン・ボッツィンと同じくスキンヘッドです笑
キンクも髪薄いしなんでやろ・・。
おまけ:Fatboy Slim(ファットボーイ・スリム)
ミニマルテクノのDJじゃないけど、Fat Boy Slim(ファットボーイ・スリム)のプレイがなかなかいいのでオススメします。
Cercleに出演しているもので、いいかんじのテクノをやってくれます。
以上!
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