お店に行くとよく見かける「ダーツライブ」と「フェニックス」ご存知ですか?
どちらも全国的に設置されているダーツ台です。
初心者の頃は悩むんです・・・
- どっちをメインで使うのがいいの?
- どっちがオススメとかあるの?
- 何が違うの??
- 選ぶ時のポイントは?
こんな悩みを抱えているあなたにむけて、ダーツ歴6年の僕が解説しますね。
ちなみに・・
どっちで投げるとうまくなる?強くなる?というのはありません。
本当に上手い人は台を選びませんし、どっちで投げても強いです。「弘法筆を選ばず」というように。
ですから、ダーツライブが得意!フェニックスが苦手!(逆もしかり)とか言ってる人はまだまだ努力の余地ありです!
圧倒的にダーツをうまくするには家で練習するのが最短最速です。
ダーツボードを設置して練習しまくりましょう。
【関連記事】>>家ダーツが300%楽しくなるダーツライブ200s持ってないの?設置体験とレビュー
初心者がメイン機種を選ぶときのポイントは?
どちらをメインにする(成績記録用のカードを持ってプレイする)か?の結論を言えば、
ガチ勢は行くお店でメイン機種を変える、カードはどっちも持つのが普通です。
とはいえ、本当のメイン機種は必ずあります。
僕は行きつけのダーツバーとマンガ喫茶にダーツライブしかないので、自然とダーツライブがメインになりました。
遠征した先のお店にフェニックスしかないという状況もあるので、フェニックスのカードも持ってますよ♪
初心者の方はどちらでもいいと思いますが、まずは行きつけのお店を下見してみましょう。
ポイント行きつけのお店の下見して、ライブが多いかフェニが多いか?を確認してみよう。
個人的には、どこにでも置いてあるダーツライブがプレイしやすいと思います。
他にも、以下を気にしてみましょう
- 全国的な普及率(全国的にどっちのほうが多いの?)
- 見た目や機能の違い(投げててテンション上がるのは?落ち着いて投げられるのは?)
- スタッツの計算方法(大きな違いがあるスタッツの計算。こだわりがあれば選ぼう)
ひとつひとつ確認していきますね。
普及率:やるならどっちがいいの・・?全国的な「普及率」を見てみよう
ダーツライブか?フェニックスか?選ぼうにも・・遊ぶダーツ場に本体がなかったら遊びようがありませんね。
そこで、確認すべきポイントに設置数の多さ(普及率)があります。
ということで、ダーツライブとフェニックスの設置店舗の数をリサーチしてみました。リサーチ方法はそれぞれの公式店舗検索ページから。
結果、ダーツライブが2,746店舗、フェニックスが2,374店舗。ダーツライブが400店舗多いことがわかりました。
プレイヤーなら何となく分かると思うけど、ダーツライブの方がいろんなところに設置されているイメージがありますよね?
フェニックス専用店舗ってあまりみないけど、ダーツライブ専用店舗ってよくみる気がします。
住んでる地域によっても傾向が変わるので、気にしてみてくださいね。
関東や東北ならダーツライブがオススメ
ダーツライブは関東や東北に多い・・と言われてますが、全国的に設置されているイメージです。
九州や関西ならフェニックスがオススメ
フェニックスは九州・関西エリアに多いと言われていますね。
ダーツ台の見た目・仕組み・機能の違い
次に、ダーツライブとフェニックス、それぞれの見た目・仕組み・機能を見てみます。
ボードの盤面が光るかどうかとか、演出が違ったり、ブルに入ったときの音とか・・が違いますよ。ザックリとみてみましょう。
ダーツライブ(Dartslive)
ダーツライブは盤面が光るのが特長。矢がブル(真ん中)に入ると盤面が花火のように光るのが爽快!!
2018年4月に出た「ダーツライブ3」はさらに進化して、画面が上下に2つ設置された。下の画面は操作専用パネルで、難しかった操作方法が格段に簡単になった。初心者でも安心して操作できるぞ!
フェニックス(Phoenix)
フェニックスは普通のダーツボードと同じで盤面は光らない。
演出が地味なイメージ・・・・・・・というのはもう古いです。
新型の「VS PHOENIX X」は盤面以外すべて光る。下で紹介する動画を見ればわかるけど、マジアツいね・・。パーティーゲームは大盛り上がり間違いなし。
ところで、旧型のフェニックスの話をすれば「ダーツライブは眩しくてセグが見にくい!一方、フェニックスは見やすい!」という意見をよく聞きます。
ダーツライブとフェニックスの違いはなんとなくわかったでしょうか?
初心者がやるなら「ダーツライブ」をおすすめします。理由は、盤面が光っていて投げててテンションが上がるからです。
スタッツの計算方法:それぞれのレベルと計算方法の違い
ダーツには「スタッツ」といって、野球でいうところの打率のようなものがあります。
例えば、
01のスタッツが70.0の場合、3投の合計で平均70点でとれることを指します。
クリケットのスタッツが2.0の場合、3投の合計で平均2回マークできることを指します。
ダーツライブとフェニックスではスタッツの計算方法が違う
ダーツライブとフェニックスではスタッツの計算方法が違います。
さらに、スタッツを段階分けしたレーティングの言い方も違います。レーティングとはダーツのうまさレベルです。
例えば、01のスタッツが70で、クリケットが2.5の人はBBランク(Rating 8)というような言い方をします。
ポイント
レーティングの段階、計算方法が異なる。
ダーツライブ:レーティングは18段階で、80%スタッツで計算
フェニックス:レーティングは30段階で、100%スタッツで計算
ダーツライブ
ダーツライブのレーティングは1〜18まであります。
レーティングをさらに大きく分けた「フライト」はC~SA(7段階)まであります。
感覚ですが、初心者のレーティング(Rt.と表記します)は2~5のイメージです。
(実際、Rt.0~1の人は見たことありません)
脱初心者はRt.5、そこそこブルに入るようになるのがRt.6~という感じです。
DL FLIGHT | DL2 FLIGHT | 01 | CRICKET | RATING |
---|---|---|---|---|
C | C | 0.0 ~ | 0.00 ~ | 1 |
40.0 ~ | 1.30 ~ | 2 | ||
45.0 ~ | 1.50 ~ | 3 | ||
CC | CC | 50.0 ~ | 1.70 ~ | 4 |
55.0 ~ | 1.90 ~ | 5 | ||
B | B | 60.0 ~ | 2.10 ~ | 6 |
65.0 ~ | 2.30 ~ | 7 | ||
BB | BB | 70.0 ~ | 2.50 ~ | 8 |
75.0 ~ | 2.70 ~ | 9 | ||
A | A | 80.0 ~ | 2.90 ~ | 10 |
85.0 ~ | 3.10 ~ | 11 | ||
90.0 ~ | 3.30 ~ | 12 | ||
AA | AA | 95.0 ~ | 3.50 ~ | 13 |
102.0 ~ | 3.75 ~ | 14 | ||
109.0 ~ | 4.00 ~ | 15 | ||
SA | 116.0 ~ | 4.25 ~ | 16 | |
123.0 ~ | 4.50 ~ | 17 | ||
130.0 ~ | 4.75 ~ | 18 |
80%スタッツとはゲームの8割が終わったらスタッツの計算を終了するという方法です。
701ゲームなら140点を切ったら、計算しません。
逆に、100%スタッツとはゲームが終わるまでスタッツの計算をする方法です(フェニックス)。
【80%スタッツ】
・01GAME・・・ゲーム参加中のプレイヤー(どなたか)が、開始点数から80%削った時に確定。
・CRICKET・・・ゲーム参加中のプレイヤー(どなたか)が、6つのナンバーをオープンした時に確定。
フェニックス
フェニックスのレーティングは1~30まであります。
レーティングを大きく分けた「クラス」(ライブでいうフライト)は、N~GRANDMASTER(12段階)まであります。
12段階:GRANDMASTER, MASTER, AAA, AA, A, BBB, BB, B, CCC, CC, C, N
CLASS | 01 | CRICKET | RATING |
---|---|---|---|
N 1 | 0.0 ~ | 0.00~ | 1 |
C 2 | 10.65~ | 1.10~ | 2 |
C 3 | 11.90~ | 1.20~ | 3 |
CC 4 | 13.15~ | 1.31~ | 4 |
CC 5 | 14.40~ | 1.46~ | 5 |
CCC 6 | 15.65~ | 1.61~ | 6 |
CCC 7 | 16.90~ | 1.76~ | 7 |
B 8 | 18.15~ | 1.91~ | 8 |
B 9 | 19.45~ | 2.06~ | 9 |
BB 10 | 20.75~ | 2.21~ | 10 |
BB 11 | 22.05~ | 2.36~ | 11 |
BBB 12 | 23.35~ | 2.51~ | 12 |
BBB 13 | 24.65~ | 2.66~ | 13 |
AA 14 | 25.95~ | 2.81~ | 14 |
AA 15 | 27.30~ | 2.96~ | 15 |
AA 16 | 28.65~ | 3.11~ | 16 |
AA 17 | 30.00~ | 3.26~ | 17 |
AA 18 | 31.35~ | 3.41~ | 18 |
AA 19 | 32.70~ | 3.56~ | 19 |
AA 20 | 34.05~ | 3.71~ | 20 |
AAA 21 | 35.40~ | 3.86~ | 21 |
AAA 22 | 36.80~ | 4.07~ | 22 |
AAA 23 | 38.20~ | 4.28~ | 23 |
AAA 24 | 39.60~ | 4.49~ | 24 |
MASTER 25 | 41.00~ | 4.70~ | 25 |
MASTER 26 | 42.40~ | 4.96~ | 26 |
MASTER 27 | 43.80~ | 5.22~ | 27 |
GRANDMASTER 28 | 45.20~ | 5.48~ | 28 |
GRANDMASTER 29 | 46.60~ | 5.74~ | 29 |
GRANDMASTER 30 | 48.00~ | 6.00~ | 30 |
ダーツライブとフェニックスではスタッツの計算方法、ランク分けの表記が違うことがわかりましたね。
スタッツの計算方法にこだわりがあるひともたま~にいます。
「僕は正確にスタッツを計算したいから100%スタッツのフェニックスがいい」
こんな人です。
ダーツライブの80%スタッツは悪いところがあります。
スタッツの計算が終わったら手を抜く人がいるんです。レーティングにこだわる人ですね。
ゲームの勝ち負けよりもレーティングが上がることに重きを置いてしまう人です。このような人は大会ではあまり活躍できません。
ということで、ストイックにやりたい人はフェニックスをオススメします。
レーティング上げて大会でも強くなりたい!という方は「ダーツ世界チャンピオンポール・リムが初公開!!「10日間ダーツ上達プログラム」」のような教材を使って練習するのをオススメしますよ!。
ポール・リムの教材が高いな~ということはダーツの貴公子!王子!で有名な知野真澄プロの教材もオススメです。
まとめ
ダーツを本格的に始めようとしているあなたにむけて
- メイン機種を選ぶ時の基準
- ダーツライブとフェニックスの違い
- スタッツの計算方法
について解説しました。
- メイン機種は、行きつけの店を下見する&ダーツライブのほうが普及率が高いことを気にしよう!普及率ならダーツライブ!
- ダーツライブとフェニックスの台は機能や見た目が異なり、いままで地味と思われていたフェニックスの次世代機は盤面以外すべてディスプレイとなる驚きの仕様があるからこれから期待できる!
- スタッツの計算方法は、ダーツライブが80%スタッツ、フェニックスが100%スタッツ。ガチンコでストイックにやりたいならフェニックスがオススメ!
というお話をしましたね。
それでは、よいダーツライフを! 以上!