DJ用ヘッドホンの選び方とおすすめモデル5選【5つのポイントよいヘッドホンの特徴とは】

DJを始めてみようと思ったときに悩むのがDJ用のヘッドホンの選び方」です。

正直よくわからないので、音質、装着感、デザイン・・何を基準に選ぶのがベストなのか知りたくなります。

そこで、この記事では現役DJがヘッドホンの選び方を解説します。

  • DJ用ヘッドホンの基礎知識
  • 絶対にしておきたい5つの選び方
  • DJにおすすめできるヘッドホン

記事を読めばあなたにあったDJ用ヘッドホンが見つかること間違いなし!DJライフをぜひENJOYしてください。

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DJ用ヘッドホンの選び方【ポイント5つ】

DJ用ヘッドホンを選ぶ時のポイントは5つあります。

  1. 装着感
  2. 交換・代替性
  3. 遮音性
  4. 出力・パワー
  5. 着脱の容易性

詳しく説明してゆく前に、一般的なヘッドホンとDJ用の違いを確認してみましょう!

なお、どんな場所でどうやってプレイするかというDJスタイルでも選ぶべきヘッドホンは変わってくるので、一概には言えないところもあります。

一般的なリスニング用のヘッドホンとDJ用との違い

ヘッドホンの種類は大きく分けて2つあります。

  • リスニング用
  • DJ用(モニター用)

リスニング用は音楽鑑賞が目的ですが、DJ用ヘッドホンとしても使えます。ただし、5つのポイントが満たされているかチェックしましょう。

  1. 装着感
  2. 代替性
  3. 遮音性
  4. 出力・パワー
  5. 着脱のしやすさ

一方、DJ用のヘッドホンは各音域が鮮明に出るようにチューニングされており、低音が強く出るなどの特徴があります。

リスニング用にもDJ用にも使いたいヘッドホンを探している方は、「【レビュー】V-moda Crossfade II Wireless」がオススメ。

【DJ用ヘッドホンの選び方①】装着感:耳が痛くならないか

ヘッドホンの圧迫感(着圧感)が強すぎると耳が痛くなることがあります。

痛みで集中力が阻害され、プレイに支障が出るので試着してから選ぶようにしましょう。

ヘッドホンの装着タイプは2種類ある

  • オンイヤー(耳の上に乗せる)型
  • オーバーイヤー(耳にかぶせる)型

ヘッドホンは大きく分けて2種類あり、オンイヤー型のヘッドホンが痛くなりやすいです。反対にオーバーイヤー型は負担が少ないといわれます。

また、オンイヤー型は重量が軽く締め付けが強いのが特徴、オーバーイヤー型は重いが耳に直接負担が掛からない特徴があります。

僕はどちらのヘッドホンも持っていますが、オンイヤー型をよく使っています。

【DJ用ヘッドホンの選び方②】交換・代替性:ケーブル交換(リケーブル)できるか

DJプレイはケーブルに負担がかかります

普通に使うよりもケーブルの劣化が激しいので、ケーブル交換できるか気にしましょう。意外と重要です!リケーブルできると本体をできるだけ長く使えますから。

リケーブルできないことのデメリット

  • プレイ中に断線したら使えない
  • 断線したら修理or新規購入するしかない
  • 修理期間中はヘッドホンが使えない

【DJ用ヘッドホンの選び方③】遮音性:周囲の音を遮れるか

遮音性が悪いとコントローラーから流れる音が聞こえなません。何が起きるかといえば、選曲時の音が聞こえなくなるので、プレイできなくなります。

ハコ(DJブース)でヘッドホンから流れる音が聞こえない事件が起きるのです。

原因は、周囲のモニタスピーカーやフロアスピーカーの外部音量にヘッドホンが負けてしまうからで、対策は遮音性の高いヘッドホンを選ぶことです。

遮音性の高いヘッドフォンの特徴

  • オーバーイヤー型で密閉性が高い
  • 着圧感が強い

悩んだらオーバーイヤー(耳をすっぽりと覆う)型を選びましょう。

【DJ用ヘッドフォンの選び方④】出力・パワー:大きな音を出せるか

品質の悪い貧弱なヘッドホンは音圧が弱すぎることがあります。音圧が弱いと外部音に負けてしまってクラブのような大音量が流れるような空間では使い物になりません

ちなみに、大きな音が出るヘッドホン=いいヘッドホンではありません。

ヘッドホンの音圧スペックをみるポイント

大きな音量がでるかどうかは「インピーダンス」と「音圧感度」で確認できます。

  • オーバーイヤー型で密閉性が高い
  • 着圧感が強い

インピーダンスとは電気が流れるときの抵抗値で、値が小さいほど大きな音を出せます。DJ用途であれば40Ωは欲しいところです。

出力音圧レベルは値が大きいほど大きな音を出せます。普通のヘッドホンは90dB~110dBです。DJ用途なら100dBは欲しいところです。

【関連記事】>>【解説】DJ配信に必要な機材・接続方法・やり方を紹介|次世代DJはSNSやストリーミングサービスを使いこなせ

インピーダンスと音圧感度をクリアしているヘッドフォンとは?

んじゃ、どんなヘッドホンならいいの?と気になりますよね。

例えば、「V-moda Crossfade M-100」はスペックをクリアしています。

音圧感度(SENSITIVITY)は103dB、インピーダンス(IMPEDANCE)は32Ωと優秀です。

公式HP(https://v-moda.com/products/crossfade-m-100#tech-specs)より

【DJ用ヘッドフォンの選び方⑤】着脱しやすいか

Tiesto – EDM Sauceより(https://www.edmsauce.com/)

着脱が簡単かどうか、の判断は難しいところ。

Tiesto(写真)のように、ヘッドホンを着けながら片耳でミックスするプレイヤーは、ヘッドホンのアームが回転すると使いやすいです。

着脱のポイントは「アームが回転するか」

例えば、写真の「Beats Mixr」はアームが270°回転します。

アームが回転できると自由にヘッドホンを操作できるので、プレイ中のストレスをグッと軽減できます。

現役DJが選ぶDJにオススメしたいヘッドホン4選」という記事では、アームが回転するかも評価ポイントに入れてオススメヘッドホンを紹介しています。

結局、DJにおすすめできるヘッドホンはどれ?

DJ用ヘッドホンの選び方である5つのポイントを踏まえて、おすすめしたい

ヘッドホン選びってとっても悩みますよね。

種類がたくさんあるし、カッコよさ、機能性・・とにかく迷います。

▼そこで、この記事はこんな悩みを抱えているあなたに向けて

  • ヘッドホン選びで失敗したくない
  • 一般的によく使われているヘッドホンが知りたい
  • 中でも、厳選されたDJ用ヘッドホンを知りたい
  • とにかく細かい話は抜きですぐに知りたい!

人気のモデルや有名DJが使っているヘッドホンを現役DJの僕が紹介します。

読めば、サクッと間違いのないヘッドホンを知ることができ充実したDJライフを送れるようになりますよ!

DJ向けヘッドホンの選び方や気にすべきことを知りたければ「【ポイントは5つ】DJ用ヘッドホンの選び方|よいヘッドホンの特徴とは」という記事を読んでみてくださいね。

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有名DJも使っている間違いのないDJヘッドホン4選

現役DJがDJのために選ぶ「DJ向けヘッドホン」を4つ選びました。

紹介するのは、4つの世界的な音響機器メーカーで、必ず聴いたことがあると思います。

  1. パイオニア
  2. ゼンハイザー
  3. ヴイモーダ
  4. ビーツ

どのメーカーもいろ〜んなモデルのヘッドホンを販売してるから迷ってしまうんですよね。

なので各メーカー1つずつおすすめしたいモデルを紹介します。

①Pioneer(パイオニア) HDJ-1500-K

DJ機材大手のパイオニアが発売するDJ向けヘッドホンがHDJ-1500-K

モニターヘッドホンとしても使えてとてもリッチな作りです。カラーバリエーションが豊富で、黒・白・ゴールド・シルバーの4色展開。DJ用ヘッドホンの中では安いので、初心者におすすめです。

デメリットはオンイヤー型なのに重いところです。

機能・特徴詳細
ヘッドホンタイプ:オンイヤー
重さ:285 g
アームの回転:回転しない
付属ケース:専用キャリングポーチ付属
周波数特性(低域~高域):5Hz-30000Hz

②SENNHEISER(ゼンハイザー) HD 25 PLUS

ハードウェル、アフロ・ジャック、カルヴィン・ハリス(EDM DJ)が愛用しているゼンハイザー HD25.

アーム、ハウジング(耳にのせる丸い部分)を180°回転させられるので、いろんなプレイスタイルに柔軟に対応できる。

価格もそんなに高くなく、重さも非常に軽いので、初心者から上級者までオススメできる。

デメリットは折りたためないところ。折りたためないので壊れるリスクが高い。

機能・特徴詳細
ヘッドホンタイプ:オンイヤー
重さ:285 g
アームの回転:回転しない
付属ケース:専用キャリングポーチ付属
周波数特性(低域~高域):5Hz-30000Hz

③V-MODA(ヴイ・モーダ) CrossFade M-100

今は亡きAvicii(EDM DJ)が使っていたヴイ・モーダのクロスフェード M-100

密閉性に優れていて大きな音が鳴るダンスホールの中でも問題なく使える。音質は高音域がよく出てヌケがよく、低音も申し分ない(対応周波数帯が広い)。

個人的に超絶カッコいいデザインだと思う。

デメリットはオーバーイヤー型のヘッドホンなので重いのとアームが回転しないところ。

機能・特徴詳細
ヘッドホンタイプ:オーバーイヤー
重さ:280
アームの回転:回転しない
付属ケース:専用ハードケース付属
周波数特性(低域~高域):5Hz – 30000Hz

ハウジングのシールドをカスタマイズ(取り換え)できるのはとても魅力的。自分オリジナルにカスタマイズでき個性が出せますね!

クロスフェードにはワイヤレスモデルも存在する。有線でも使えるので、とっても便利。

レビュー記事は以下。

【関連記事】≫「V-moda Crossfade有線・無線どちらも対応のDJでも使えるヘッドホン【V-moda Crossfade II Wireless】

④Beats(ビーツ) by Dr.Dre Mixr(生産終了)

デヴィッド・ゲッタとのコラボレーションで生まれたのがビーツのミキサー

僕も愛用しているが、残念なことに生産終了してしまった。Amazonや楽天にはまだ売っているので買うなら今のうち。

イヤーカップが270°回転できるのはメチャクチャうれしい!デメリットは再生周波数帯域は非公開なところ・・。

機能・特徴詳細
ヘッドホンタイプ:オンイヤー
重さ:209g
アームの回転:270°回転
付属ケース:専用ハードケース付属
周波数特性(低域~高域):非公開

まとめ

現役DJが、DJに本当にオススメしたいヘッドホンを4つ選んで紹介しました。

最後にもう一度おさらいです。

メーカー商品名おすすめ度商品リンク
Pioneer(パイオニア) HDJ-1500-K[star4]詳細をみる
SENNHEISER(ゼンハイザー)HD 25 PLUS[star4.5]詳細をみる
V-MODA(ヴイ・モーダ) CrossFade M-100[star4.5]詳細をみる
Beats(ビーツ) by Dr.DreMixr[star5]詳細をみる

デザイン性にすぐれているもの、機能に優れているもの、コンパクトになるもの・・

ヘッドホンそれぞれにたくさんの特長があります。

この記事では、たくさんあるヘッドホンの中でも特におすすめできるものを厳選しました!買って損することはないので、是非試してみてくださいね!

以上!

まとめ

現役DJの私が「DJ用ヘッドホンの選び方」について解説しました。最後にもう一度ポイントを振り返ります。

DJ用ヘッドホンの選び方 5つのポイント

  1. 装着感
  2. 交換・代替性
  3. 遮音性
  4. 出力・パワー
  5. 着脱の容易性
  • 着圧感がありすぎると耳が痛くなりプレイに集中できなくなります。
  • ケーブル交換できないヘッドホンは断線すると使えなくなってしまいます。
  • 外音遮音性が弱いヘッドホンはモニターやフロアスピーカーに負けて聞こえない状況に。
  • ヘッドホンの出力は2つの数値を見ることを解説。
  • 着脱はアームが回転するかどうか?がポイントでした。

今回は考えなかったですが「デザイン性」も重要ですね!着けててテンションがあがるヘッドホンを使いたいと思うはずです。

以上!

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